二日酔い対策に期待のCBDとオルニチンの摂取方法とは?【お酒を楽しく飲むために】

二日酔いの状態

お酒を毎日飲む方、飲み会が多い方、お祝いなどお酒を楽しむ上で重要になってくるのが、「二日酔い」です。
今回は二日酔いに関して理解し、少しでも体に負担が残らない生活習慣を身につけて二日酔い防止をしていきましょう!

記事の目次

  1. 二日酔いになる人とならない人の違い
    • 二日酔いになる要因は何?
    • 二日酔いの症状とは
  2. 二日酔い防止に期待できる成分について
    • オルニチン
    • CBD

二日酔いになる人とならない人の違い

二日酔いはお酒の飲み過ぎによって生じることは間違いありません。二日酔いになるならないも、人によって症状が異なります。どのようなメカニズムで生じているのか解説していきます。

二日酔いになる要因は何?

二日酔いの主な原因は、体がアルコールを分解する過程で生成される毒性物質、特にアセトアルデヒドによるものとされています。

さらに遺伝的、生物学的、飲酒の状況、身体のコンディションなどによって二日酔いになる・ならないなど大きく作用してきます。

人間の体内でアルコールを分解する主要な酵素にはアルコール脱水素酵素(ADH)とアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)があります。これらの酵素の働きが弱い人は、アルコールやその代謝物(特に有害なアセトアルデヒド)が体内に長く留まりやすく、二日酔いの症状につながります。

他にもいくつか要因はあり、一般的に女性は体重当たりのアルコール耐性が男性より低く、同じ量のアルコールを摂取した場合、より高い血中アルコール濃度となりやすいので、二日酔いになりやすいとも言われています。

また、身体のコンディションや飲酒のスピードが早いことや度数の高いアルコールを飲むことなどでも二日酔いのリスクを高めます。

二日酔いの症状とは

基本的には上記の要因で二日酔いになると言われていますが、症状としては様々あります。

頭痛: 過度のアルコール摂取により体が脱水状態になると、血管が収縮して頭痛が起こる。
吐き気や嘔吐: アルコールは胃の粘膜を刺激し、吐き気や嘔吐を引き起こすことがある。
疲労感: アルコール摂取は質の良い睡眠を阻害し、次の日の疲労感をに繋がる。
だるさ: アルコールは身体の反応を遅らせ、だるさに繋がる。
集中力の低下: アルコールによる影響で思考が鈍り、集中力が低下。
水分不足、口の渇き: アルコールは利尿作用があり、これが口の渇きや全身の脱水状態を引き起こす。
不安感やイライラ: アルコールの摂取は情緒のバランスを崩し、不安やイライラを引き起こすことがある。
睡眠障害:睡眠のサイクルが悪く、起きてもスッキリしない。

などの症状が現れることがほとんどです。

しかし最も大切と言われているのはアルコールと同じ量の、水分補給を適切に行うことです。お酒は水分ではありませんので注意しましょう。他にもアルコールを摂取する際は食事を摂ることも重要で、胃を保護し、アルコールの吸収を遅らせることができます。(※1(※2(※3

二日酔い防止に期待できる成分について

二日酔いに期待できる成分として今回はオルニチンとCBDをご紹介します。

オルニチン

二日酔いになる要因のアセトアルデヒドを体外に排出するのに重要なのが「オルニチン」です。
オルニチンは、体内のアミノ酸の一種で、肝臓で作られています。
肝臓はアルコールを分解し、無害な物質に変えるための主要な臓器であり、このプロセスにはオルニチンが深く関与しています。

他にもオルニチンは多くの生体機能にも関与しています。特に、ストレス応答や免疫機能の改善、疲労の軽減、目覚めの改善(睡眠改善)、アルコール疲労の抑制につながるホルモンの生成、二日酔いの症状を軽減するのに役立つ可能性があります。

オルニチンはアミノ酸の一種で、体内でも生成されますが、食事からも摂取することができます。

特にオルニチンが豊富な食材には、しじみ、鶏肉や牛肉などの赤肉、魚、牛乳やヨーグルト、卵白、大豆製品、ジャガイモの皮、きのこ類などが挙げられますが、圧倒的にしじみがオルニチン含有量が豊富です。

なので、よくお酒を飲むときや飲んだ次の日にしじみ汁を飲むと良いと言われているのがその理由の一つになります。

しかしオルニチンを過剰に摂取すると、胃痛や下痢などの副作用を引き起こす可能性もあるので、摂取する際には適量を摂取しましょう。

CBD

CBDにも、二日酔いの症状に効果があると言われています。
二日酔いに効果のあるものかどうかは、まだ研究では確実なものはなく、あくまでも憶測や期待にはなってしまいまうのが現状です。

ですが、CBDとお酒の相性はとても良く、製品としてだけでなく、話題のメニューとして最近は出回っていたりします。

理由としては、

CBDとアルコールは、共に中枢神経系を抑制する作用があるため、リラックス感や鎮静感をもたらすことがあることで、いつもより酔いが早く感じられ、トータルの摂取量が少なくなること、
鎮痛作用や吐き気作用、不安緩和作用で二日酔いの症状を緩和する可能性があること、
神経細胞の損傷を軽減できる抗酸化作用と抗炎症作用を持っているためです。

飲み方としては、CBDが含まれているお酒だけでなく、
日頃飲んでいるお酒にCBDオイルなどを添加して楽しんでいただけます。

添加するCBDの濃度にも変化をつけたりと様々な楽しみ方もできそうです。(※4

まとめ

二日酔いで身体を崩さないためには、まずは日頃からある程度健康的なコンディションでいることがとても重要と言え、
さらに自分自身が二日酔いになりやすいのかを把握し、どのようにすると酔いにくいくくなるのか、適量の把握が必要です。
CBD にはもともと身体調節機能の働きを正常に保つ働きがあるので、日頃から CBD を摂取して体の内側から整え、楽しくお酒と付き合う生活を送りましょう。

参考文献
(※1 独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター 樋口 進  二日酔いの科学 平成21年1月15日開催
(※2 NIH…Turning Discovery Into Health , National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism 2021.
(※3 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 二日酔いのメカニズム
(※4 Transdermal delivery of cannabidiol attenuates binge alcohol-induced neurodegeneration in a rodent model of an alcohol use disorder Daniel J. Liput , Dana C. Hammell , Audra L. Stinchcomb , Kimberly Nixon Pharmacology Biochemistry and Behavior Volume 111, October 2013, Pages 120-127