コーヒーにまつわるお話【CBD×コーヒー】

コーヒー

朝や仕事中、勉強中、カフェ、疲れた時に飲むなど万人に親しまれているコーヒー。

嗜好品としてだけでなく、香りや効果効能を利用して摂取する方などもいらっしゃるかと思います。
今回は日常的に口にすることが多いコーヒーについて解説していきます。

記事の目次

  1. コーヒーについて
  2. コーヒーの成分について
    • カフェイン
    • ポリフェノール
    • コーヒーオリゴ糖
  3. おすすめレシピ【CBDコーヒー】

コーヒーについて

そもそもコーヒーはいつから日本で浸透してきたのか解説していきます。

コーヒーの歴史

コーヒーが日本に浸透したのは様々な説がありますが、1780年頃にオランダ人によって長崎の出島に持ち込まれたと言われています。しかし日本にはすでに茶の文化があることやコーヒーの知識も少ないことから庶民にはなかなか受け入れられなかったとも言われています。

本格的に輸入されるようになったのは開国以降。良薬としてだけでなく、文明開化とともに料理店で出されることが増え、コーヒーは一般の人にも親しまれるようになったそうです。

輸入の自由化から更にコーヒー文化の浸透

1960年、コーヒー豆の輸入が全面自由化されました。その後もインスタントコーヒーの輸入が全面自由化。
60年代後半には缶コーヒーを発売するなど、人々の日常にコーヒーが馴染んでいきました。

また1996年、スターバックスが日本1号店をオープンさせました。スターバックス社が手がける深煎りコーヒーは日本人の好みにマッチし、現在に至るまでコーヒー文化の普及に大きく影響を与えたと言われています。

日本人は週に1回はコーヒーを飲む人が多い

日本では20歳以降から年齢が上がるにつれてコーヒーの摂取量は増えており、週に1杯以上の摂取をしていると言われております。

コーヒーは苦味や酸味のバランスが中心となって構成されているため、味を感じやすいお子様ではより味を感じやすくなり、苦手な子が多くいるのは仕方のないことだと言えます。(20歳以降から味覚は衰えていくと言われています。)

また世界でも最も摂取量の多い国はブラジル、次にアメリカですが、両国とも日本の約3倍もの摂取大国。
ですが、世界の中では日本も摂取量は多い地域に分類されます。(※1 (※2(※3

コーヒーの成分について

コーヒーを毎日の習慣にする理由の一つとして成分にも特徴があります。それでは成分についても解説していきます。

カフェイン

最も有名な成分のひとつ。また、植物に存在するアルカロイドという化合物の仲間。覚醒作用や解熱鎮痛作用があり、眠気、倦怠感、頭痛に対する効果がある医薬品としても使用されています。

主な機能としては

  • 覚醒作用
  • 血管拡張作用
  • 交感神経刺激(基礎代謝促進)
  • 胃酸分泌促進作用
  • 利尿作用

こうした機能から、集中力の向上、体内の老廃物の排出の促進、自律神経の働き、疲労の抑制、運動能力の向上や体脂肪の燃焼が促進するなどから様々な目的で指示されている理由が分かるかと思います。(※4

ポリフェノール

カフェインよりも多く含まれている成分のひとつがポリフェノールです。赤ワインなどのポリフェノールはフラボノイドの種類ですが、コーヒーのポリフェノールはクロロゲン酸が主な種類となっています。

香りや植物が持つ苦味や色素の成分で、活性酸素などから体を守る抗酸化作用の強い成分です。そのため、ポリフェノールは血液中の脂質と反応し、活性酸素が引き金となって起こるがんや、動脈硬化、心筋梗塞、などの生活習慣病の予防に効果があるのではないかと注目されています。

主な機能としては

  • 抗酸化作用
  • 抗ガン作用
  • 抗肥満作用
  • 脂肪代謝調節作用
  • 口臭抑制作用

と言われています。ポリフェノールは抗酸化作用のあるビタミンと同様に強い抗酸化作用があります。成分の特徴として水に溶けやすい性質があるため、短時間で作用しますが効果は持続しないので、毎日こまめに摂取する必要があります。(※5(※6(※7

コーヒーオリゴ糖

今まで使われていなかったコーヒーの抽出残の中に、新たに発見されたオリゴ糖です。
整腸作用などさまざまな健康機能を持っていると言われており、脂肪の吸収を抑えて、たまった脂肪を代謝させる働き、腸の働きを助ける働き、アレルギーになりにくくする働きが研究で分かってきています。

オリゴ糖と呼ばれるだけ整腸作用があると言われています。
コーヒーオリゴ糖は口から入って胃を通り、小腸でも分解されずに大腸まで行くことができる難消化性のオリゴ糖の働きや、大腸に生息するビフィズス菌などの善玉菌の増殖によって腸内環境が変わり、腸の動きが活発になることからお通じの改善が期待できます。

他にも体脂肪低減作用や脂肪吸収の抑制効果、内臓脂肪面積の低減効果、抗アレルギー作用も近年では研究が進められていくそうです。これからが楽しみな成分ですね!(※8

おすすめレシピ【CBDコーヒー】

成分の特徴を知った上でおすすめしたいレシピがこちら。
いつものコーヒーをアレンジできる方法として今回【CBDコーヒー】をご紹介します。

CBDコーヒーにも様々あり、お好きなコーヒーにCBDオイルを混ぜたものをCBDコーヒーということや、
コーヒー豆にCBDの成分を入れたドリップタイプのCBDコーヒー等があります。

一概にどれの商品がいいとは言えませんが、初めてCBDを摂取する場合はライフスタイルに合わせて使いやすいものを選択するのがおすすめです。

また、飲むタイミングはお好きなタイミングで構いませんが、おすすめとしては少し気が和らぐ時間(昼〜夕方)の摂取をおすすめします。(就寝前だとカフェインの効果で眠れない方もいるため)

そもそもCBDって何?という方はこちらで説明しているので参考にしてください。

弊社ではCBDオイルをコーヒーに添加するCBDコーヒーをおすすめしています!
是非参考にしてみてください!

CBDコーヒー by チルチルキッチン

まとめ

今回は日常的に口にすることが多いコーヒーについて解説してきました。

2015年には国立がん研究センター予防研究グループは習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという、コホート研究の結果を報告しました。(※9
炎症を予防する効果のあるカフェインと、酸化を防ぐ効果のあるポリフェノールの相乗効果によると考えられているそう。

コーヒーだけの話ではありませんが、カフェインは摂りすぎも人体に影響を及ぼします。
成人の方は1日2〜3杯程度と適正な量を守り、飲むタイミングも意識しながら摂ることをおすすめします。

飲食店だけでなく市販でもノンカフェインのコーヒーも売っているので、カフェインの摂りすぎ対策や摂取に制限がある方は様々な効果を選択しながらコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。

今回は以上になります。少しでも参考になれば嬉しいです。

参考文献
(※1 全国コーヒー協会 調査データ 日本のコーヒーの飲用状況 1~5
(※2 全国コーヒー協会 調査データ 世界の国別消費量
(※3 全国コーヒー協会 調査データ 世界の一人当たりコーヒー消費量
(※4 全国コーヒー協会 コーヒーの成分
(※5 コーヒー摂取と大腸がんとの関連について 国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター 予防研究グループ
(※6 コーヒー摂取と肝がんとの発生率との関係について 国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター 予防研究グループ
(※7 精神的要因、コーヒー摂取と糖尿病との関係について 国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター 予防研究グループ
(※8 藤井繁佳,浅野一朗,尾崎和人,熊王俊男 コーヒー豆由来のマンノオリゴ糖の食品への高度応用 日本食品工学会誌 p. 231-238 2007
昧の素ゼネラルフーヅ株式会社 商品・技術開発研究所
(※9コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関係について 国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター 予防研究グループ